取り組み
地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます
西条北包括
新しい認知症観に挑む! 2026/05/30
認知症は誰もがなりうる脳の病気で、2030年には523万人が認知症になるとの推計があります。
増加率も高く、2022年からの8年間で約80万人増が見込まれています(※1)。
身近な病気である認知症ですが、「何もわからなくなる」「意思疎通が取れない」「周りに迷惑をかける」など否定的なイメージも強く、私たちの日々の業務の中でもこのようなお声をよく耳にします。
認知症になると確かに苦手なことは増えますが、好きなことや得意なことを諦め、一方的に支えられる側にならなくてはいけないのでしょうか。
”いいえ。認知症になってからも、その人なりのできることや、やりかちことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って暮らし続けることができる”
それが「新しい認知症観」です(※2)。
本人が自分らしい暮らしを諦めず、対等な関係の中にいるためには、
- 基本的人権を持つ個人として本人の意志が尊重されること
- 住民の新しい認知症観の正しい理解の普及
- 本人参画の機会の確保
- 切れ目のない保険医療サービス提供
- 家族等への支援充実 など
が必要と言えます。一方的にケアされる存在から、「やりたい」が当たり前に楽しめる存在へ。
簡単ではありませんが、まず本人の意思を聞き、希望をかなえていくうちに、結果として誰にでも優しく温かい地域になるのでは…。
そんな思いで、西条北地域包括支援センターも地域の皆さんと手と手を取りあい、この「新しい認知症観」に挑んでおります。
(注釈)
※1:厚生労働省
※2:認知症基本方~R7.1施行~より
認知症の人を支える「オレンジ」のしるし
- なんでオレンジ?
江戸時代に世界的に有名だった柿色(オレンジ)の磁器のように、日本の認知症支援も世界に広まってほしいという願いが込められています。
てとて会(西条北オレンジ会)を紹介します!
てとて会とは?
てとて会は、認知症の方やご家族が地域の一員として活躍し、「支援する人」「支援される人」の関係を超えた地域共生社会をめざしています。
歯科医師や歯科衛生士、施設相談員、介護支援専門員、家族の会、リハビリ専門職など、地域の関係機関に参加いただき、定例会を通してさまざまな企画を行います。
主な活動内容
主な活動はサロンや学校などへの「認知症サポーター養成講座」開催、地域の方向けの「交流会や研修会の開催」、民間企業と連携した「出張相談会」など。
昨年開催した交流会では、参加者が「傾聴お話しボランティア」に興味を示され、研修を終えた後、早速ボランティア登録をしてくださるという嬉しい反応もありました。
当院の院外広報誌「はつらつ」68号に掲載しています。(P.13~P.14)