取り組み

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医療技術の向上に向けて

東広島回復期リハビリテーション研修会を終えて 2014/09/13

9月12日に「東広島回復期リハビリテーション研修会」が開催されました。今回は呉医療センター・中国がんセンター神経内科の科長でいらっしゃる、鳥居 剛先生をお招きして「認知症のいろいろ」というテーマで講演していただきました。

当院の作業療法士からも「運転再開プログラム」について症例報告をさせていただきました。患者様の退院後のQOL向上に向けた最善のプログラムや取り組みに関することだけではなく、リハビリ科以外の他部門とのかかわりついても知ることが出来ました。

その後、鳥居先生の講演を聞かせていただきました。

今回の演題内容でもある「認知症」を知ることは、多くの患者様と接するうえで非常に重要なことであると思いますし、現在業務の中でも悩み多い分野でもあり大切なことだと思います。認知症に対する知識は大学在学時や就職してからと多くの教材や論文などの文面から知識を得ることは出来ますが、今回のように研修会では臨床場面でご活躍されている方々の病理の捉えかたや認知症を呈する患者様との接し方などのご意見、また実際の患者様の映像やこれまでに知る機会の少なかった脳血流シンチグラフィー所見など日頃知ることのできない情報や考え方を得ることができました。

 今回の研修会では先生方が言われたように疾患名のみにとらわれずに画像所見や細やかな評価、それぞれの患者様の個人因子や背景一つひとつに焦点をあてて、一人ひとりの患者様の状態を把握し業務に専念できればと思います。

理学療法士 髙水