取り組み

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地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます

医療技術の向上に向けて

第4回摂食嚥下実践講座を開催して 2014/11/25

11月21日、今年度の第4回の講座として、「明日から使える食事介助方法の工夫」というテーマで講義と実習を行いました。

1時間という限られた時間の中で、前半は理論的背景となる講義、後半は実際の体験をして頂くという構成で行いました。
昨年度より、地域連携室の協力で広報活動も拡大し、今年度は新しい介護施設からも参加していただき、他施設から17名(7施設)、院内スタッフ18名、計35名の方に参加していただきました。

今回は、認知症の方の摂食嚥下障害への対応方法として、リハビリ的視点や、原始反射様の反応を利用した介助方法についてお話しし、実習体験をしていただきました。
摂食介助方法のテーマは、毎年実施しているため、昨年度参加した方にも、内容を納得していただき、満足度を高めることは、結構苦心しました。

当研修会では、数年前より、パワーポイント用の第1スクリーンとハンディカメラ用の第2スクリーンを使用していますが、参加者が見やすい位置へ第2スクリーンを設置したり、室内の明るさの調整等、これまでの反省点を生かし、研修会の開催要領もスキルアップしてきました。
でも、終了後の検討会委員の反省会での意見を聞くと、更なる改善点もあり、参加者に十分に納得していただける「プレゼンテーション」の道程はなかなか遠いものですね。

今年度の第5回は、平成27年1月16日(金)に「明日からの臨床に役立つ口腔ケア」と題して当院の摂食嚥下領域認定看護師が担当し、第6回として2月20日(金)は「楽しく取り組む摂食嚥下リハビリテーション」というテーマでリハビリスタッフが実習を含めた講義をする予定です。

皆様のご参加をお待ちしています。

言語聴覚士 前岡