取り組み

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地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます

医療技術の向上に向けて

輸血副作用勉強会を開催しました。 2015/03/03

2月27日(金)に、4階病棟スタッフを対象に輸血についてプチ勉強会を行いました。
輸血療法委員会では、安全で事故のない輸血療法を行うための取り組みの一つとして、院内ラウンドの実施(マニュアルに沿った輸血業務が確実に実施されているか輸血療法委員会がチェックを行う)、輸血観察レポート内容の確認(輸血副作用を理解し輸血時の患者状態について確実にレポートに記載されているかを輸血療法委員がチェックを行う)を行っています。
今回、院内ラウンドでマニュアル通りに出来ていない点、輸血観察レポートが確実に記載されていない点があった事を踏まえ、病棟単位の少人数で実際のシミュレーションを行いながらの勉強会を企画しました。

はじめに、私から輸血に伴う副作用や合併症、副作用発生時の対応について説明を行い、続けて藤井師長より輸血についてのQ&A、輸血観察レポートの抜けやすい点、注意点を話して頂きました。
輸血時の観察は副作用を早期発見し対応するためにとても重要です。スタッフ全員が輸血副作用を十分理解し、輸血観察レポートに沿って患者状態を観察する事の重要性を再認識してもらえたら良いと思います。

そして最後に、輸血実施について患者認証の手順に重点をおき、輸血担当検査技師と一緒に電子カルテを用いてのシミュレーション研修を行いました。ここでは、立候補者(!?)に実施してもらい、実際に体験してもらって輸血業務の流れを学んでもらいました。 勉強会後、今のところ4階病棟では輸血観察レポートの抜けはありません(パチパチパチ!!)。

次年度は今年度よりも完成度が上がっていることを期待しています。 今後、輸血療法委員会では、全体研修会以外にも病棟単位のプチ勉強会を行っていこうと思います。

輸血療法委員会  看護師 金城