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医療技術の向上に向けて
第4回 広島県中央圏域 広域リハビリテーション研修会が開催されました。 2015/08/31
8月28日(金)、「第4回広島県中央圏域広域リハビリテーション研修会」が開催されました。今回は県立広島病院 小児感覚器科 主任部長の益田 慎先生をお招きしました。
今回は摂食嚥下に関する研修で、実際に水と林檎を使用し演習を体験しました。口をあけたまま飲水したり、舌を出したままなどいろいろと行いました。林檎では目を閉じた状態で食べることがいかに難しいか体験することができました。
患者さんに対し食事介助する際に、いきなり口に運ぶことで不安感を与えてしまうことがわかりました。円背や亀背の人でも姿勢が保つことが出来れば誤嚥しないこともわかりました。理想の姿勢はお茶漬けをすするときの姿勢なので、むせてしまう人がいれば利用していきたいです。また体重が減ってしまえば、誤嚥を引き起こしやすくするので痩せないためにも体重の管理が必要であることもわかりました。胃瘻を早く作ることにより痩せることも防ぐことも出来るが、作ることだけではなく何を注入していくのかが大切になっていくことを学ぶことが出来ました。
脳の状態でも前頭葉が働かなければ、大脳の抑制が取れなくなるため延髄では飲み込まないで吐き続けたり、いつまでも口の中に残っているなどの症状がおきてしまうので認知相の確保が必要になることがわかりました。五感を使用することが大切になるが味の7割は嗅覚で認知するので食べ初めには必ず匂いをかがせるように工夫が必要だということもわかりました。あえて手づかみで食べたり、スプーンなどの素材にも気を使っていくことが必要だと学びました。
食事介助をする際には患者さんの後頸部を支えるだけでも食べやすくなることが分かったので利用していきたいです。食べやすい状態を作れているのかどうかも考えていけるようになりたいです。
食事介助をする際に声掛けをせずに口元に運ぶのではなく必ず食べる前には何を今から食べるのかを伝えて必ず視覚でも刺激していきたいです。今回耳をふさいだ状態で林檎を食べてみて食べるタイミングもわからなく、急に口にはいることによりむせてしまうこともあり、食べる気もそがれてしまうこともあるので気をつけていきたいです。
6階病棟看護師 酒葉