取り組み

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地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます

西条北包括

地域や社会と繋がり続けるために~移動スーパーとくし丸~ 2024/10/01

「地域や社会とつながり続けるために」

高齢になると、外出機会の減少、親しい人との離別、孤立など、人や社会とのつながりが薄れることで、フレイルになる可能性があります。フレイルとは、病気ではないが年齢とともに筋力や心身の活力が低下し介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことを指します。

さてフレイルは予防も大切ですが、フレイルの状態になっても正しく対処することで回復が期待できます。そのために重要なことは「栄養・口腔機能」「運動」「社会参加」の3つの対策です。

どれか一つだけでも不足するとフレイルを招きます。まだまだ元気と思われる方も、衰えを感じている方も、今から「栄養・口腔機能」「運動」「社会参加」の3つの対策を一体的に日常生活に取り入れることでフレイル予防や回復を図り、いつまでも自分らしく自立した生活を送りましょう。

そして日頃から近隣の住民同士が気にかけあい、見守りや声掛け、ちょっとしたお手伝いがしあえるなど、互いに助け合うことで、地域全体でフレイル予防ができる、そんなあたたかく素敵な西条北地域でありたいと思います。

〇移動スーパー「とくし丸」を取材してきました!

■移動スーパー・とくし丸とは?

徳島県で誕生し、全国展開をしている移動販売サービスです。全国で1200台、東広島市では18台が走っています。

東広島市では主に西條商事が運用会社となり、各地のショージを拠点に巡回し生鮮食品や生活用品など約1500点を販売しています。

■目的

「とくし丸」は、日常の買い物に不自由したりすることで生まれる「買い物難民(買い物困難者)」を支援することを大きな目的にしています。

商品は、高齢者の食べやすいものやリクエストされたものを選んで詰め込みしています。また個別に注文を受けたものもお持ちしています。

■工夫しているところは?

車いすでも見やすいよう高い所にある商品は下へ置いてます。また、お金を落とした時に頭などケガをしないよう角を保護し、注意がいくよう目立つ色をつけています。

■地域の見守り隊としての役割

利用されている方の電話番号を曜日別に登録しており、緊急時、誰に電話をかけるかを把握しています。

買い物するだけでなく、地域で生活していく中で、安心して暮らせる大切な1つの役割になればといいなと思っています。