取り組み

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地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます

西条北包括

わが町らしい支え合いの形づくり~平岩つながり隊~ 2025/04/10

「わが町らしい支え合いの形作り」 

「地域包括ケアシステム」とは、住み慣れた場所で自分らしい暮らしを送れるように、本人・専門職・地域・その他資源が一体となり支援体制を構築する仕組みです。これらの促進には、「4つの助」が推進されています。

4つの助とは…
①自助―自発的な取組、自身で生活課題を解決する力
②互助―家族や知人、ボランティアなど、周囲の人々の支え合い
③共助―制度化された社会保障制度(医療・年金・介護保険など)
④公助―生活困窮や権利擁護など行政による支援
 地域包括システムが必要になった背景の1つとして、昔は病気やケガなど困りごとができると家族や近所のつながりで助け合えていましたが、近年は高齢化、核家族化や一人暮らし、転入出の増加、家族の在り方の変化などで周りとのつながりが減ったことにあります。
 西条北圏域は特に転入者が多く、頼れる人や相談できる人がいないというケースが増えています。介護保険などの社会保障制度を利用しても、数十分から数時間の部分的介入でありサービス内容や範囲も限られているため、できない部分は困りごととして残ります。
 しかし、困りごとで今の生活を諦めるのではなく、「その方にどんなサポートが必要で、何ができるのか」「地域の強みは何か」と創意工夫で制度と地域などの支え合いがうまく機能し合う…。それが「わが町らしい地域包括ケアシステム」と言えるのではないでしょうか。


 西条北圏域には②互助にあたる「平岩つながり隊」があります。「お互い様」の心で支え合う活動をしており、困りごとのお手伝いや集まりで、ご近所さん同士の気にかけあいや支え合いをつなぎ直すことで、温かく活気のある„平岩地域らしい"包括ケアシステムが構築されています。



〇平岩つながり隊の代表 中川さんを取材しました!

■活動のきっかけ

地域のお困りごとを互いに手助けする活動をSNSで知り、平岩地域にもそのような活動があれば自分自身も安心だと思い、令和4年に立ち上げました。つながり隊の登録者は現在約40名で、20~80代の地域住民や施設関係者など、幅広い方からご協力いただいています。

活動のモットーは、できることをできる人がする、できないことは無理せず、できる人につなぐことです。利用された方が地域とつながり、気にかけ合う様子を見るとやりがいを感じます。