当院について

院長あいさつ

院長あいさつ

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あたりまえの医療を、
あたりまえに実施し、
地域の皆様に信頼される医療を
日々提供してまいります。

院長 井藤 久雄

 1977年11月に開院した42床の井野口外科病院は、40年余の月日を経て、創業守成、今や188床、職員約400人の社会医療法人千秋会、井野口病院に成長しました。私は20174月、千秋会の設立者である現会長、井野口千秋先生から病院長の大任を引き継ぎました。これまで長きに亘り本院の発展に寄与された関係者、ご指導・ご尽力戴いた方々、そして地域住民の皆様に現病院長としてご挨拶申しあげます。

 私は19743月に広島大学医学部を卒業し、同大学第二外科講座に入局、同年10月から西ドイツ・ハノーファー医科大学病理学研究所に助手として約3年間、勤務しました。帰国後は広島大学医学部、呉共済病院にて病理医あるいは教員として従事した後、19929月、鳥取大学医学部に奉職しました。鳥取大学在任中、井野口病院には年に数回は訪問させていただき、井野口千秋先生から親しく薫陶を受けておりましたので、多少なりとも井野口病院の事情、東広島市の医療・介護の状況は聞き及んでおりました。

 井野口病院は地域密着型の医療を提供しております。一般急性期病棟から地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟そして医療療養型病棟を擁するスーパーケアミックス型の病院として、地域における多種多様な医療ニーズに対応しています。リハビリテーションには特に力を入れており、現在、セラピストは法人全体で90人以上、広島中央医療圏では最大の人数であり、地域リハビリテーション支援センターに指定されています。20175月には「井野口訪問看護ステーション」を新築・設置しました。

 二次救急を含む急性期医療、予防医学の一貫としての健診事業にも積極的に取り組んでおります。

 2020年の新春、誰も予期していなかった新型コロナ感染症のパンデミックが発生して、世界中が現在もなお混乱しています。11月初頭の時点で、世界では5, 000万人を越える感染者が発生し、死亡率約2.5%と報告されています。米国では感染者がすでに1,000万人を超えて、死亡率2.4%。現時点で欧米では感染が再拡大しており、イギリス、フランスなどでは都市封鎖を実施しています。

 日本では感染者が10万人を越えていますが、死亡率は1.7%にとどまっています。10万人当たりの感染者数は沖縄16.8人、東京8.0人ですが、幸い広島県は0.2人で患者数は多くありません。感染者670人中、96%の感染者はすでに回復しています(119日現在)。冬を迎えつつある現在、感染者数は全国的に微増傾向にあり、特に北海道では明らかに増加、状況は深刻化しています。季節性インフルエンザ流行期を迎え、予想される新型コロナ感染症との同時流行に対応するために、本院では院外に発熱者診察室を設置しました。

 高齢化社会では感染症のみならず、多種多様な疾患に対応する必要があります。あたりまえの医療を、あたりまえに実施してこそ地域医療が守られます。井野口会長の提唱された「元気はつらつ、あたたかい心の病院をめざして」の病院理念を遵守しながら、医療制度や社会のニーズをいち早く汲み取り、良き医療・看護・リハビリ・健診を提供します。そのためには医師、看護師に限らず、薬剤師、放射線技師、リハビリスタッフ、検査技師、栄養士あるいは事務職など、あらゆる職場で小さな改善を日々積み重ねて、大きな成果に結びつける姿勢が重要でありましょう。人材確保と育成に主眼を置いて、井野口病院の発展を期します。

 医療は一歩通行ではありません。職種、年齢、性別を問わず地域の皆様からのご提案、要望あるいは改善要求など、多くの声をよせていただきますよう、お願い申し上げます。

新型コロナ感染症の終息を祈念しつつ
202011月、初冬

プロフィール

病理専門医、細胞診専門医・指導医。広島市出身。昭和49年(1974年)広島大学医学部卒業。
平成4年(1992年)より鳥取大学医学部 第一病理(現 器官病理学分野)の教授に着任。
その後は教育・研究・医療・社会活動などの領域で活躍し、鳥取大学医学部長、鳥取大学副学長・理事、そして鳥取県立厚生病院 院長などを歴任する。