取り組み

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医療技術の向上に向けて

広島県作業療法士会 生活行為向上マネジメント研修会 STEP1が開催されました! 2015/11/09

11月1日(日)、講師に日本作業療法士協会 生活行為向上マネジメント推進プロジェクト学術班 馬場 孝先生をお招きし、当院中会議室にて研修会を開催されました。広島県全域より、新人OTから清水顧問をはじめとする大ベテランまで約40名が集まりました。

この研修会は、広島県地域医療介護総合確保事業の研修会にも該当しています。

平成20年より日本作業療法士協会が、厚生労働省老人保健健康増進等事業の取り組みの一つとして、「生活行為向上マネジメント」を開発しました。生活行為とは、人が生きていくうえで営まれる365日24時間連続する生活全般の行為です。また、生活行為向上マネジメントとは作業療法士の1つの臨床思考を説明したものであり、本人にとって、本当に大切で「やりたい」と思っている、意味のある生活行為に焦点を当てたツールです。作業療法対象者に対する生活行為をアセスメントからプランまでを紙面に起こすことで、誰がどのような支援を行うのかを明確化することができ、対象者の自信の回復に積極的に関与できるように工夫してあります。

平成27年度介護報酬改定にて、作業療法士の考案したこの生活行為マネジメントが『生活行為マネジメント実施加算』として報酬化されました。通所リハビリテーションにて算定が可能ですが、誰でもできるのではなく、概論研修~事例登録まで複数回の研修を受講し、実践者研修修了者認定として登録さることが条件です。そして、初めて生活行為リハビリテーション実施計画書を作成できる作業療法士になることができます。当院では、現在2名の認定者がいます。

今回の研修に参加して、利用者の方と一緒に目標を立て、それを実行し、その方の望んでいる生活行為が送れるように支援できるOTになりたいと思いました。

作業療法士 間所、加藤