今年の3月からリハ科では緑化委員会を立ち上げ活動を開始しています。

「緑化委員会」とは
①園芸を通した精神・認知・身体機能の賦活
②患者様の活動性の向上・社会参加を促進するためのリハビリテーションプログラム
③当院の美化活動をコラボレーションした当院独自の取り組みです。　　

　現在までに敷地内の草むしりやアサガオやミニひまわりの種を植える等活動を行っています。毎日のリハビリには消極的な方が、草をみるなり積極的にかがみ込んでむしったり、病前に園芸をされていた方はスタッフや他患者様に教えたり等がみられています。

　園芸で行う姿勢や動作はADLで行う姿勢や動作も似ていることも多く、ADL練習になったり、集団での活動を通して自己の行動に対する振り返りや役割を見出し、充実感や有能感を感じることができたり、対人技能の練習にもなります。また植物を育てる行為で五感を刺激し、癒される等の効果も期待できます。

また緑化委員会のミーティングでは一人ひとりのスタッフから「○○なことがしたい」、「○○の方が良いと思う」等、途切れなく活発な意見交換が行われており、スタッフ間のコミュニケーション、仕事に対するモチベーションも上がっている等、緑化委員会の活動は患者様だけでなく、リハビリスタッフにも良い影響が出ていると思います。

今後はもっと多くの花を植えたり、屋上で野菜の栽培・収穫をして調理を行う等、多くの患者様と職員に参加して頂き、賑やかに行っていけるよう様々な企画をしていますので、乞ご期待ください！

リハビリテーション科　緑化委員会